歯磨き指導について

口腔清掃指導(TBI)

当然ですが歯を磨かないと歯石が沈着します。重篤な歯周病で受診される方の中には、「磨いているのに歯石がついてきます。」という方が少なくないです

これは歯周病の予防や進行抑制に大切な部位の汚れが磨き残されているからです。

歯周治療としての歯磨き指導では、主に歯と歯茎の際である歯頚部の磨き方を指導します。主にバス法と呼ばれる方法を指導しています。

バス法

歯が生えている向きに45度の角度で、ブラシの先を歯頚部に添わせます。

その後前後に細かく揺らし、毛先がほぼ動かない程度の細かい動きで20回ほどその1歯を集中して磨きます。

歯ブラシと歯間ブラシ

全体的にこの磨き方で良いですが、前歯の裏側は、ブラシの “カカト”の部分を使って縦磨きします。歯ブラシのほかに、歯間ブラシ、デンタルフロスの使用も重要です。

当院では、歯周治療・メインテナンスと並行して歯磨きの方法を確認します。

患者さんからは、まず歯ブラシをしてから、デンタルフロス・歯間ブラシ、、、というお話をよく聞きます。

私たちも以前はそのように指導していましたが、最近の研究ではデンタルフロス・歯間ブラシの後に歯ブラシをした方が、汚れの残りが少ないという傾向が示されています。

いろいろな解釈がありますが、歯間ブラシやデンタルフロスが苦手な方は、まずそれらで汚れをとり、取り残しを歯ブラシで補うという方法で良いのではないでしょうか。

詳しい方法は治療の時にお話します。

本郷の歯医者【デンタル文京本郷】

日付:   カテゴリ:NEWS, コラム, 歯周病

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